Cocktail
氷と時間が、味を決める。
カクテルは、材料より「冷たさ」でできている。氷は冷やすと同時に、溶けて味をつくる。ステアの回数、シェイクの秒数 — その数秒が、一杯の輪郭を決める。
技法
グラスと氷。カクテルの出来は、混ぜる前にほとんど決まっている。
- 1
グラスを冷やす
氷と水を入れて回し、使う直前に捨てる。この一手間が、いちばん効く。
- 2
氷は大きく、硬いものを
小さい氷はすぐ溶けて、薄いカクテルになる。溶けにくさが、味を守る。
- 3
氷の表面の水を切る
濡れた氷は、すでに溶けはじめている。一度水で洗い、水気を切ってから使う。
- 4
注いだら、すぐ出す
カクテルの寿命は数分。作り置きはしない。ここだけは譲れない。
レシピの見取り図
ジントニック
ジン 45ml / トニック適量 / ライム。氷いっぱいで、静かにステア。
モヒート
ラム 45ml / ミント / ライム / 砂糖 / ソーダ。ミントは潰さず、押すだけ。
モスコミュール
ウォッカ 45ml / ジンジャーエール / ライム。銅のマグが冷たさを保つ。
ギムレット
ジン 45ml / ライムジュース 15ml。きりりと辛口、食前に。
マティーニ
ジン 60ml / ドライベルモット 10ml。冷たさが命の一杯。
カシスオレンジ
カシス 30ml / オレンジジュース。甘く、飲みやすく。
合わせる肴
- ナッツ
- オリーブ
- ドライフルーツ
- チーズ
- 生ハム
食前は辛口ですっきり、食後は甘口でゆっくり。カクテルは「時間」で選ぶ。